ヤなことそっとミュート/BUBBLE

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1. morning
2. カナデルハ
3. Lily
4. am I
5. ツキノメ
6. Just Breathe
7. orange
8. 燃えるパシフロラ
9. see inside
10. sputnik note
11. Done
12. ホロスコープ
13. No Known

4/5発売今話題のヤナミューことヤなことそっとミュートの1stALです。

レビューを書きたくなるくらい良いアルバムだったのですがTwitterでは収まりきらないのでこっちで書くことにしました。

(あと2、5、8、9、11についてはそれぞれBackdate NovemberとSay Hello To Sunshineの既発曲のカバーなので省略します)

既存バンドとの比較やギター、作曲云々を拙い文章力でぐだぐだ書いており、メンバー寄りの話が薄いので苦手な方は読み飛ばしてください。

 

1.morning

ギターが開放弦テンションや7thを多用しまくる全体的にはメジャー期のCave Inや初期Deftones、「Say Hello to Sunshine」時のFinchだったりHopesfallみたいな激情系HCを若干彷彿とさせるミドルテンポのポストハードコア寄りな曲。

とにかくギターワークがカッコ良い、今まで聴いたアイドル曲でダントツギターがかっこいい曲だと思ってます、イントロのDrive Like Jehu?って感じのメタリックな不協和音リフやブレイクのアルペジオ、要所に挟まる繋ぎの♭3rdや♭7th、クロマチックの単音と普通J-POPじゃやらないような尖ったフレージングを含みながらもしっかり壮大な歌メロを損なわない作り(終盤のなでしこさんに続いて3人のコーラスが重なる部分が本当素敵)は本当ひっそり作曲やってた身としては「やられた!」という感じです。

多分ヤナミューで一番好きな曲です。

 

3.Lily

PVも出ました代表曲、これもカバーらしいのですが音源が不明のためこちらに。

コード進行はⅣ→Ⅴ→Ⅵなど定番が多くバックも少ない音数ながらも轟音ギターと個性的で綺麗なメロディの光る曲ストレートなロックチューンです。

 

4.am I

空間系エフェクトやピアノの音を多用した壮大で神々しいバラード、中間にExplosions in the Skyみたいな轟音ギターはあれどポストロックともエモとも何とも比較しがたい曲です。

歌のメロディがほぼペンタトニック中心で構成されているのですがそれがバックのコードと合わさってまた独特の世界があると思います。

 

6.Just Breathe

2ndEP「Sealing EP」収録の既発曲です。

M7th多用のシューゲイザーテイスト溢れる疾走曲です。

中間のギターのアルペジオのみになる箇所がすごい好きです。

 

7.orange

カナデルハ、Doneでお馴染みBackdate NovemberのYohei Shibata氏作曲の疾走ギターロック、Dinosaur Jr.テイストのギターがツボな感じです。

中盤ギターのリードギターが何気にテクニカル…

 

10.sputnik note

Finchの「New Beginings」とSaosinの「Seven Years」をミックスしたような00年以降な感じのメタリックなエモ曲、イントロの開放弦ハーモニクス混じりのリフがカッコ良いです。

 

11.ホロスコープ

一番最初にPVが作られたこれも代表曲。

イントロのベースと最初のクランチ気味のダウンストロークのギターがCodeineっぽい?サビでThe Smashing Pumpkinsとかを彷彿とさせる轟音バラードです。

あと歌詞が本当に素晴らしいです。めちゃくちゃ切ない。自分はこれ聴いてヤナミューにハマりました。

 

12.No Known

morningと同じくJ.og氏作曲。

これもギターが滅茶苦茶カッコ良い、m7th、M6th多用のカクカクしたギターリフや♭2ndのアルペジオ、開放弦多用のギターのフィルインなど癖のあるギターフレーズや、それに合わせてトライトーンの不協和音気味になったりルートに戻ったりするベースラインにキャッチーな歌メロが乗っかる一風変わった曲です、繰り返されるギターリフに合わせて変化していくドラムのパターンも中々にキワモノ。

色んな方々からDischord Recordsのエモ・ハードコアバンドとの関係性が指摘されることの多いヤナミューですが、この曲がその最たるものではないでしょうか。(ちょっとだけJawboxとかFaraquetぽい)

 

・総評

色々「〜を彷彿とさせる」など書きましたがヤナミューの曲はただの00'sエモ・90'sオルタナティブロックとかのインスパイアや懐古に終わるものではないと思います。

それらの際どい要素も入れながらみんな聴けそうな歌メロのいいストレートなポップスだったりシンプルにJ-ROCKのカテゴリでちゃんと通用する作曲のバランスや、それらを支えるメンバー4人の真っ直ぐでバランスのいい組み合わせの歌声なんかはバンドやSSWよりも、「アイドル」という畑だからこそ作り得たアルバム、音楽だと感じます。

 

以上です。

駄文で申し訳ありませんが、もし興味あれば是非。